2017年10月18日おすすめ商品
マイクロの為の選択肢
NORIESトラウトプログラムからアンビシャスシリーズのNEWアイテム61MLが発売です。これでアンビシャスはUL・L・MLと3アイテムのラインナップとなりました。
いわゆる硬めのロッドはスパイクアローでも60Mや62M、デイブレイク61Hなどが既に発売されています。どうやって使い分けるのかと疑問に思い、先日たまたまNORIESに電話をした際にトラウト部門のボスの早川さんが出たので、この新製品について「どうなの?」と聞いてみました。
すべてはマイクロスプーンの為に...
「硬さが違うのでキャストウエイトの上限の表記はUL2g→L3g→ML4gと重くしていますが、全てティーチやウィーパーを投げる為のロッドです」との事。硬いからと言って重いルアーを投げる為のロッドでは無いという事ですね。ではUL・L・MLのラインナップは何の為にあるのか?
「アワセのスピードの違いです。アタリに対して同じ反応速度で同じストロークでアワセを入れた際、ロッドによってルアーへのアワセの伝達スピードを変える為のラインナップです」
確かにアワセのタイミングが早ければ早いほど良いのなら世の中ガチガチのロッドだらけのはず。各社硬さ・テーパー・素材などでバランスを変えて、適度なタイムラグを生むように工夫しているのが今のエリアロッドの現状です。さらにアングラーによって反応速度は様々ですし、何よりその日その時の魚のコンディションによってアワセを変えていかなければならないという現実もあります。そんな時にこういったシステマチックにアワセのスピードをコントロール出来るロッドは、人間側の負担を軽くしてくれる気がします。言ってみればバス釣りでギア比の異なるリールを使い分ける感覚に似ているかもしれません。
色々書きましたが繊細なティップに強めのバット。使い分けなどを考慮しなくても掛けロッドとしてはとても良く出来ていると思います。残念ながら現在ULは欠品中ですがLとMLの振り比べは可能です。ぜひ店頭で手に取ってみて下さい。