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さくてん 佐久店

ショップニュース

2024年6月24日その他・お知らせ

立岩湖・加和志湖のシナノユキマスの釣り方&豆知識

【南相木村・立岩湖】
最大水深約10mあります、仕掛の長さを考えるとその日のタナを探すのに経験が必要ですが、だれかやってる方が居たらその人に今日のタナを聞いてしまうのが手っ取り早いんですが・・・ヒメマスと同じで自分が泳ぐ層に仕掛けがあれば食ってきますが、自分が泳ぐ層の上や下に仕掛けがあっても進路を変えてまで食ってくることはありません。
又、カゴに入れるエサはそのエサでシナノユキマスを寄せてるわけでは無く、通ったシナノユキマスを足止めするのが目的なので、堤防のアジ釣りのようにガンガン撒いたからと言って釣れるわけではありません。ですのでカゴに入れたエサは15分ぐらいでカラになるぐらいの硬さ(ミミタブよりちょっと柔らかめ)がベストです。

シナノユキマスのアタリは90%食い上げなので食い上げのアタリがわかる非自立タイプのウキを使います、海上釣り堀や海の遠投サビキ釣りに多用されるオモリ内蔵のウキではアタリが取れないのでご注意下さい。
大型も小型もアタリの出方はほぼ一緒なんですが、最初はチョンチョンアタリが有り一旦ウキが潜りますが、ここでアワセてしまうと針掛かりしないことが多いです、沈んだウキがじわりじわり上がってきて水面でパタンと倒れた時がアワセのタイミングになります。
また、シナノユキマスの口は非常に軟らかいのでアワセは糸ふけを取って竿先を頭上に上げる程度のアワセで十分です、ルアーフィッシングのような電撃フッキングをしてしまうと外れてしまうのでご注意下さい。

大型になると針掛かりしても最初はあまり暴れません、この時に早く姿見たいからと言ってドラグを締めてしまう方が居ますが大型が掛かった時はできるだけドラグは締めないでください(両脇に釣り人が居てあまり遊ばせてると顰蹙買いそうなときは別ですが)、大型のシナノユキマスは水面近くまで引き上げられると、一気に走ることが多いのでドラグが締まっているとここでプッチンとラインブレイクしてしまいます。

40㎝を超えるシナノユキマスは最近釣れてませんが、掛かった時に後悔しないように柄の長いタモ網も用意して行った方がいいと思います。立岩湖は場所によって水中の岸際に切り株が沈んでるところがあります(水がクリアーな時は切り株見えます)ので、これに巻かれないように竿を操作することも大事です、この切り株迄寄せて来なくてもシナノユキマスを掬えるように柄の長い磯ダモなんかがいいと思います。

※竿は遠投磯竿3号か4号の4.5mがオススメ、5.3mでも構いませんが頭上の木の枝に引っかかってしまい投げにくいので4.5mをオススメしています

仕掛けのオススメはこの2種類です、左はオーナーのアミエビ実寸仕掛で仕掛けの全長が1.6m、右は上州屋オリジナルの豆アジ大将で全長が1.15mです、竿が長い方や立岩湖メインの方はアミエビ実寸仕掛けがオススメですが竿がルアーロッドなどを代用で使う方だとこの長さの仕掛けを投げるのはチョット難しいので(仕掛けを半分に切ってる方もいます)仕掛けが50㎝ぐらい短い豆アジ大将の方がキャストしやすいと思います、また加和志湖は平均水深が2.5mしかないので加和志湖で釣る場合も豆アジ大将の方がトラブルが少なくキャストしやすいと思います。

亀田の経験なんですが、サビキにラメ(キラキラしてる素材)が入ったものは食いつきが悪いです、ラメ入りの仕掛しか持ってない時は面倒でもハサミでラメを全部切ってから釣りを始めた方がよさそうです。
オススメしたアミエビ実寸サビキと豆アジ大将にはラメが入ってないんです。

オーナーのアミエビ実寸サビキ、地元の常連様達に人気なのは4号ですが3号や5号でも大丈夫です、6号以上の物はチョット大きすぎると思います。

白スキンやケイムラ、ヒメマス用のウィリーや魚皮仕掛けも試したことがあるんですが、釣れなくはないですがラメなしピンクスキン仕掛けが今の所ダントツで釣れます。

上州屋仕掛けの豆アジ大将、人気は一番大きい3号のタイプで、亀田はこの仕掛けばっかり使ってます、食いが悪くなってきたら全部の針に紅サシを付けると効果的です。

次は寄せエサのご紹介をします。

今のところこの組み合わせ以上のエサは出てきてないのですが・・・
マルキューのアミ姫1個に、同じくマルキューのグレパワーV9を1/3~1/2にマルキューの鯉にこれだを2目盛を混ぜ合わせ、水を適宜加えてミミタブより少し軟らかく作るのがいいでしょう

カゴは漁協規約でサイズ制限があり、ロケットカゴのミニやサブマリンのミニを使って下さい、それ以上の大きさのカゴを使っていると釣り場監視員から注意されることがあるのでご注意下さい。

立岩湖も加和志湖も渓流の途中にある砂防ダム湖なので、思いもよらない魚がかかってくることがあります、これはイワナで40cm以上あります、立岩湖ではかつて40㎝以上あるランドロック(陸封型)のサクラマスが釣れたこともあります。
シナノユキマスの他にもウグイやアブラハヤ、鯉、ワカサギなども生息しており、狙い方を変えればこれらも狙うことが出来ます。

立岩湖も加和志湖も南佐久南部漁協管轄地域にあるので釣りをするには入漁券が必要です、渓流の年券または釣り券があれば大丈夫、上州屋佐久店で購入が可能ですが、立岩湖なら湖畔にある立岩荘や少し上流の滝見の湯でも日釣り券の購入が可能、加和志湖なら加和志湖を1キロぐらい通り過ぎると長者の森キャンプ場という施設があり、そこの管理棟で日釣り券を購入することが出来ます。

竿は1人1本(シナノユキマスの仕掛を投げといてアタリがあるまで違う釣りをやるといったことが出来ませんのでご注意下さい)、中学生以下は無料です

また湖畔にテントを張ったり、ボートやフローターを浮かべる事、遊泳することは加和志湖も立岩湖も禁止になっていますのでご注意下さい。

釣ったシナノユキマスの持ち帰りにはサイズ制限はありません、たいへん美味しい淡水魚ですのでご賞味下さい。

【北相木村・加和志湖】
釣り方や基本的な道具立ては立岩湖と一緒です。
最大水深3m、平均2.5mと立岩湖に比べうと浅いので、仕掛は全長が短い物の方が扱いやすいとおもいます。加和志湖も渓流の途中にある砂防ダム湖で立岩湖よりも水はムッチャキレイです。標高は立岩湖より200m高い場所にあるので夏とはいえ朝晩は上着1枚欲しい感じです。

この画像は道路側の釣り座から山側の釣り座を見たものなんですが、山側からの方がキャストする距離が短く、入門者や竿が短く遠投出来ない方には山側の方がオススメです、加和志湖を一旦通り過ぎると右におりていく道がありますので、底から山側の釣り座まで行くことが出来ますが、結構な凸凹道なので車高が低い車はハラ擦らないように気を付けて下さい、一番奥(行き止まり)に3台ぐらい駐車できるスペースがありますが、道路側から見て既に3台車が見えたらUターン出来ないので奥までは行かない方がいいでしょう。

道路側から見ると湖面に対岸の木が写って見えるので、ポイント的には①と②の間がベスト、①の木に向かってキャスト、水に若干の流れがあるのでウキが右に流れていきます、④の木まで流れてしまったらポイントを外れてしまうのでキャストしなおしてください。
湖の真ん中よりも山側へキャストするのがコツです。

写真の加工ではなく加和志湖はこんなにもクリアーウォーターなんです、道路側の釣り座の正面にこんな倒木が沈んでいます、魚が掛かった時にこの倒木に絡まないように気を付けて下さい(水面が風で波だってなければ偏光サングラス無しでも目視出来ます)

加和志湖にもシナノユキマスの他にウグイ、アブラハヤ、鯉、ヤマメ、イワナも生息しているのでそれらをルアーで狙ってみるのも面白いです、もう5年ぐらい前ですがスプーンに掛かったイワナを寄せている時に後ろから鯉とはしっぽの形が違う謎の大型魚が追いかけてきたことがありましたΣ(・ω・ノ)ノ!
正体はいまだに不明なんですけど・・・

加和志湖のライブカメラ画像です。
北相木村役場のホームページから今現在のライブカメラ画像を見ることが出来ます、ちょうどカメラがある位置にお手洗いもあります。

入漁券(日釣り券)は佐久店でも購入出来ますし、加和志湖を通り過ぎて1キロぐらい走ると長者の森キャンプ場があり、そこの管理棟でも購入可能、飲み物の自販機と公衆電話もここにあります。

加和志湖の山側の釣り座です、雨の後などはぬかるんでいるのと小さい流れ込みを渡ったりすることがあるので長靴で行った方がいいでしょう。
あと、道路側の釣り座は一日中太陽が当たるので夏場はムッチャ暑いですが秋~春時期は一日中暖かいです。山側は朝以外太陽が当たらないので夏場は快適な釣りが出来ますが秋~春の季節は鬼寒です。
また山側のポイントは5mぐらい頭上に木の枝が出ている箇所があるので遠投磯竿は4.5mぐらいが使いやすいです、5m以上ある竿だと頭上の枝に仕掛けが引っかかってキャスティングがやりにくいです。

イスと竿掛けを持ってった方がいいですね。

釣りの対象として狙ってシナノユキマスが釣れるのは立岩湖と加和志湖だけです、どこでも釣れる魚では無いので一度釣りにこられてみてはいかがでしょう?
立岩湖も加和志湖も同じ入漁券で釣りが可能なのと南佐久南部漁協管轄内の渓流(2/16~9/30)の釣りもできます、シナノユキマス釣りは一年中釣りができ禁漁期間はありません。

加和志湖は相木川本流にあり加和志湖の上流下流では渓流魚の釣りもできます、1200m近い標高なので釣れる渓流魚はイワナがほとんどです

立岩湖は相木川の支流南相木川にありやはり立岩湖上下の渓流魚を釣ることが出来ます、標高はワカサギで有名な松原湖と同じぐらいの1000mなのでヤマメとイワナが混在します。

南佐久南部漁協の年券・日釣り券には滝見の湯食堂の割引券が付いていますので、釣り終わってゆっくり温泉に浸かって食事もいいですね

冬期は立岩湖も加和志湖も結氷するので氷上の穴釣りが出来ます、添付画像は立岩湖。
ただ氷上を管理する人がいないので氷上の釣りは自己責任となります、いつから乗れていつまでというのも自己判断となります(加和志湖も同じく自己責任です)厳寒期は早朝など氷点下20度ぐらいの気温になり道路も凍り付いているので、完全冬仕様の車でないとたどり着くことが出来ません、また両湖ともレンタル釣具とか釣具を扱うお店、エサ屋などはありませんので全てご自身で用意する必要があります。

年券の有効期間は1/1~12/31ですので翌年の正月からは来年の年券が必要になりますのでこちらも合せてご注意下さい。

長々お付き合いいただき有難うございました、もっと突っ込んだ話をご所望の方は佐久店のシナノユキマス担当スタッフ亀田まで。

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