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さくてん 佐久店

ショップニュース

2021年6月3日その他・お知らせ

ピンクのテンカラ毛鉤は何故釣れるんだろう?

市販品のピンク毛鉤にはカエシが付いていますが、これは亀田が自作しているピンク毛鉤で全てバーブレスフックで作っています。

ピンクの毛鉤がピンク色に見えているのは人間だけ、渓流魚の視界は白黒の世界で視力も0.2ぐらいと言われています。渓流魚のテリトリー(ナワバリ)は直径で5mなんだそうです、そこに落ちてきたものは360度見えているそうです。

そのテリトリーに侵入したものが普段自分が捕食しているエサとシルエットや大きさが同じようなものなら、何の躊躇もなく食いついてきます(やる気のない魚や、食欲のない魚は別ですが)。食いついて『あれっ?これエサじゃない!』とおもえば吐き出します。

テンカラはフライフィッシングのように流して(毛鉤を魚に長い時間見せて)釣る釣りではないので、魚のテリトリーにポチョッと落ちた毛鉤が本物の虫っぽければ一番いいというわけなんです。

ピンクの毛鉤の画像を白黒に加工するとこんな感じになります。

 

ピンクの時は釣れなさそうな毛鉤ですが、魚目線でピンクの毛鉤を見るとどうです?本物の虫っぽくないですか? この、いかにも虫っぽい毛鉤が魚のテリトリーにポチョッと落ちてきたら・・・というわけなんです。

 

テンカラの毛鉤は『今日はこの毛鉤で釣る!』と決めたらロストするまで毛鉤の交換はしないので、【この毛鉤なら釣れる!】とおもえる毛鉤を早く見つけることが釣果UPの近道です。 亀田はもう15年近くどこの川へ行っても渓流シーズン中はピンクの毛鉤だけを使っています。春先と禁漁間際は#12、その他の季節は#10です。

 

しかもピンクの胴体に使っている素材は渓流釣りの時に使う蛍光の目印なんです、蛍光色はブラックライト(紫外線・UV)を照射すると素材が発色します、ルアーやエギにはUV効果を狙ったものがあり効果が実証されているとおもいます、だったら毛鉤も有効なはず、魚に聞いたわけでは無いので確かかどうかわかりませんが、蛍光色というカラーは魚からするとものすごく魅力的な色なんじゃないでしょうか?

 

自然界には紫外線は無数にあります(人間には見えませんが)、これを味方につけないなんて勿体ないと思い考案したのがこの毛鉤なんです。 蛍光色には他にもオレンジやイエローなんかもあり、それらの素材で作ってみたことがあるんですが、白黒に加工すると明るい白になってしまうんです、ボディーが真っ白の虫なんて自然界にはいないのでダメなのかなぁなんて思っていますが、テンカラ師の瀬畑雄三さんという巨匠は御存じの方も多いはず、彼の巻く毛鉤には蛍光オレンジの毛鉤がありそれでバシバシ釣り上げています。

 

でも亀田は釣れません、それはオレンジ色を『これは釣れる!』と信じ込めないからだと思います。先ずはご自身が『これなら釣れる!』と思いこめる毛鉤に出会うことが大切です。 まだ出会えてない方はこのピンクの毛鉤を一度使ってみてはいかがでしょうか?

 

佐久店及び長野県内の上州屋で販売しております。

 

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