2017年6月14日その他・お知らせ
トラウトミノー用のシングルフックを自作してみよう!
ネイティブ担当の関戸です。
最近注目の渓流ミノー用のシングルフックを試作してみませんか?
巻いてみると意外と簡単です!
コストパフォーマンスも抜群で、釣った時の感動も少しUPしますよ~♪
<必要な物は?>
【バイス】フックを固定することが出来るので、あると巻きやすく便利
【スレッド】フックを巻く為の『糸』でフライ用の3/0~6/0を使用
【ボビンスレッダー】スレッドを巻きやすくする道具
【アシストライン】フック(針)の『アイ』になるライン(糸)
【フィニッシャー】スレッドを最後に結ぶ為に使う道具(無くてもOK)
【瞬間接着剤】最後に『スレッド』全体にしみ込ませて固める
*ティッシュで『こより』を2~3個作っておく事
では、実際に巻いてみましょう!
~今回ご紹介する巻き方は、あくまでも私流です~
バイスに『フック(針)』を固定します。
フックの向きは『上向き』or『下向き』のどちらでもOKなので、巻きやすい様に固定して下さい。
向きが決まったら『スレッド』で下巻きをします。
*これを必ずやっておかないと『すっぽ抜ける』ので注意!
4~5cmミノーなら『6/0のスレッド』でOKです。
好きな『アイ』の大きさになるように、予めカットしておいた『アシストライン』を巻きます。
*この時点では、決めでは無いので蜜に巻かないでOKです。
折り返して『アイ』の大きさを確認して下さい。(楊枝を使うと綺麗な輪になります)
『アシストライン』は『ケプラー』『PEライン』フライ用の『バッキングライン』が一般的です。
『ケプラー』や『PEライン』なら6~8号
フライ用の『バッキングライン』なら20~30lbを使います。
『アイ』の大きさがOKなら、ひとまず『荒巻き(乱巻き)』を巻いて下さい。
*この時点で、いきなり密に巻くと『すっぽ抜け』やすくなるので注意!
ちなみに、私が愛用している『アシストライン』は、ジギング用のアシストラインです。
【よつあみ アシストライン 16本撚りPE 8号(ホワイト)】
16本撚りなので、適度な【ハリ】もあり、使いやすいですよ~!
もちろん当店で販売しております!
『アシストライン』が見えなくなるぐらい、しっかりと密に『スレッド』巻き戻して下さい。
*正面から見ると蜜に巻けていても、裏から見ると隙間があいている場合もあるので忘れずにチェックして下さいね!
◆大型魚対応のフックを作成する場合は、必ず『PEライン』を使用して下さい。
ラインの両端を炙って『こぶ』を作成して『抜け防止』仕様にする必要があります。
*『ケプラー』は、炙ると燃えてしまうので使用出来ません。
密に巻き終えたら『フィニッシャー』でしっかりと結びます。(使うと仕上がりが美しい)
*フィニッシュは、使用中にほどける場合があるので【必ず2回】結んでください!
写真ではフライ用の『ウィップフィニッシャー』を使っていますが、別の物でもOKです。
『フィニッシャー』で結び終えたら『アイ』の形をもう一度整えて下さい。
爪楊枝や竹串が使いやすくて便利です。
結び終えた『スレッド』は1cm程残してカットして下さい。
*いきなりギリギリでカットすると、ほどける場合がありますので必ず残してください。
成型をもう一度確認して『瞬間接着剤』を垂らしてください。
この時、『アイ』の部分まで『しみ込ませて』一緒に硬化させると『スプリットリング』に通す時に楽ですよ!(実際にフィールドで使用するとアロンのハリは無くなります)
『こより』で余分な『瞬間接着剤』を吸い取って下さい。
*これを行なわないと、『瞬間接着剤』が表面で膜のように固まり、奥までしみ込む前に固まってしまい『すっぽ抜け』の原因となるので注意!!
後は、しっかりと乾燥させて余分な『スレッド』をカットすれば完成です!
大型魚対応のフック作成方法など、不明な点はお店で詳しく説明いたします。
巻く為の『フック(ハリ)』や『道具』も各種揃っています!
チャレンジしてみたい方は、是非ご来店くださいね!