「釣り人と共に」がモットー。釣り人あるところに「上州屋」あり。

2024年4月26日(金)～5月6日(日)に開催予定の【ヤマガブランクス フライロッド試し振り・受注会】に向けて、一足早くサンプルロッドを振らせていただく機会がありましたので、キャストした感想をご紹介いたします。

早くも複数のお問い合わせをいただいている【ヤマガブランクス フライロッド試し振り・受注会】、注目されている方がとても多い印象です。

実際にキャストできる機会はもとより、なかなか店頭でも見かける機会が無いフライロッドです。しかもソルトルアーのジャンルで絶大な支持を得ているヤマガブランクスのフライロッドという事で、ぜひ振ってみたいというお声が多く聞かれます。

イベント開催2週間前というタイミングで全アイテムを実際に見る機会があり、八王子店駐車場にて実際にキャストさせていただく事ができました。ドキドキのキャスティングですね。

シリーズ中一番気になるモデル、【Linn】。
実際に振ってみた印象としては
「粘っこい」
これが第一印象です。バットにトルクを感じる粘っこさで、とてもしなやかに曲がるロッドでした。とはいえ、いわゆる「べにょべにょ感」はまったくなく、ピンピンに硬くもありません。

ライン無しで振った時とラインを乗せた振った時の印象がこれだけ違うロッドも面白いです。容易にラインの乗りを感じることができ、ラインの重さで竿負けする印象もありません。

3番ロッドは小渓流から一般渓流、開けた溪流でも使いやすそうな、まさに渓流用オールラウンドタイプでしょうか。硬すぎず柔らか過ぎずのアクションで、ヤマメ・アマゴ・イワナを狙ううえでとても楽しそうなロッドだと思います。

近距離キャストも試してみましたが、リーダーキャスト気味の超～至近距離でもコントロールしやすく、スカスカ感はありませんでしたよ。

そのままラインを伸ばして20ｍほどキャストも試しましたが、竿負けする事なくロングキャストが可能でした。なかなか頼もしいロッドですね。

4番ロッドはバットパワーがかなり強めで、ロングキャストも容易、そして良型～大物でもしっかり溜めるパワーがあるように感じました。

桂川や鬼怒川のような大型ヤマメを狙う状況や、強風時やロングキャストが必要な状況ではとても頼りになりそうです。でも「硬い」訳ではありませんよ。4番ロッドでも気持ちよく近距離キャストが可能です。

渓の規模、使うフライのサイズや空気抵抗などお好みの条件により3番・4番をお選びいただけます。

ソルト用 中~高番手シリーズの【Enne】、今回はキャスティングスペースの関係もあり、6番ロッドの試し振りを行いました。ライン無しでロッドを持った瞬間の第一印象は、ただただ「軽い」に尽きます。ロッドそのものの自重が軽いという事もありますが、更に軽く感じるのはそのアクションの影響かもしれません。

ズバリ、ゴリゴリのファストアクションです。シャキッとしてとしているので持ち重り感が無いのでしょう。カラで振ってみると、ティップ部の曲がり以外はなかなか硬い印象でした。さすがソルト用ロッドといった感じですね。シューティングヘッドでドカーンとスっ飛ばすタイプでしょうか。

しかしっっ!! 実際にラインを乗せて振ってみたところ、その印象が激変しました。ラインの負荷に応じて曲がる位置がしっかりとバット部へと移行する感じです。つまり、フルラインのフォルスキャストでもピンピン跳ねる事無く、ゆったりとしたダブルホールが可能なのです。

もちろんバットパワーはかなり強めですので、大物とのファイトでも頼りになりそうですね。とにかく振り抜けがトコトン良いロッドで、一日キャストを繰り返しても負担は軽そうですね。
これ、そのまま湖用ロッドとしても抜群なのではないでしょうか。

幸運にもひと足早く話題のロッドの試し振りができたのですが、低番手は粘っこく、中～高番手は振り抜けが良い、といった好印象でした。5年間保証付きで、修理パーツも自社工場でその都度製作可能なので末永く付き合える相棒となりそうですね。

今後は低番手【Linn】追加スペックとして、7フィート5インチモデルを発売予定との事です。※2025年春予定

またトラウト(湖・ポンド)用中番手【ZINN】シリーズも企画中との事です。こちらも予定決まり次第当店にてあらためて試し振りイベントを企画したいと思います。お楽しみに!!

という事で個人的印象のみの紹介になってしまいましたが、ご参考までに読んでいただき、あとは皆さまが実際にロッドを振ってみていただけたらと思います。きっと驚きますよ。

4月26日(金)からゴールデンウイーク期間中は継続して試し振りが可能です。ぜひ話題のロッドを振ってみてください。
※渓流用【Linn】シリーズは数量限定で即売が可能です。お早目に!!