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つきみのてん つきみ野店

ショップニュース

2020年5月22日フィッシング

フライタイイングのススメ

フライングアント

 

なかなか釣りに行けず、今シーズンまだイワナの顔を見る前にテレストリアルの季節になってしまいました。

という訳でこれからの季節、イチオシの実績フライです。

フックはTMC212TR #11

イワナ狙いのこの手のフライは一般的に大きい方が効果的です。水量、天候、スレ具合に合わせ反応が悪いようなら次の一手を考えます。

 

ポストを取り付ける位置まで下巻きをします。

ポストはエアロドライウィング。

2本まとめて巻きとめて合計4本になるようにします。

ポストをしっかり固定し、ハックルの巻き代ぶんをスレッドで束ねます。

ボディーになるピーコックハールを4本巻きとめます。

ピーコックハールは切れやすいので巻く前にスレッドに巻きつけて補強します。

 

スレッドに巻き付けたピーコックハールの一番後ろの部分を摘まんでフックに巻き付けていきます。

 

この時、なるべくボリュームが出るように少し重ねながら形を整えていくとうまく行きます。

余分なピーコックをカットしたらポストのすぐ後ろにウィングを固定します。

 

ウィング材は水切れがいいエアロドライウィングを使用します。これだとイワナを釣った後も水でヌメリを取ればすぐに浮力が復活します。

ウィングを程よい長さにカットしたら接着剤(ソフト瞬間)などでウィングの先端を束ねます。

ウィングが長すぎるとフックに絡みやすくなるので注意してください。

ハックルを取り付けます。

ストークをポストに添わせるようにして立てたらポストの直前でフックに仮止めします。

 

ハックルの取り付け方は色々ありますが、この方法がハックルが抜けにくく、強度があるように感じます。

仮止めしたらストークごとハックルの巻き代分スレッドで下から上、上から下へ一往復してしっかり固定します。

 

この時、ハックルの巻き代部分がきちんと平らになっていないと、ハックルを巻いたときにファイバーが暴れるので丁寧に巻きます。

余分なストークをカットしたらハックルを上から下に向かってハックリングします。

ストークが重なってファイバーを押し倒さないように注意します。

 

ハックルを巻き終わったらスレッドを3~4回ポストの根元に巻いてハックルを固定します。

ヘッドを作ってポストを好きな長さにカットしたら完成です。

ポストが長すぎるとフライが回転する原因になりますので注意してください。

フライを真横から見るとこんな感じです。

ウィングはハックルと平行になるように。

真上から見たとき。

ウィングの角度は90°よりほんの少し開いたくらいが水面上でのフライの姿勢が安定します。

 

良く浮いて、良く見えて、良く釣れるフライです。これからの季節にお勧めです。

次回予告。

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