2022年5月27日アウトドア
残雪期の槍ヶ岳3180mに行ってきました!!その2
槍沢ロッヂでは食事をとるため30分ほど休憩をとりました。
名物の双眼鏡、肉眼でもはっきりと槍をとらえられます♪
AM10:15
さて、準備運動はここまで!!
ババ平で冬靴に履き替え、核心部の槍沢の雪渓を詰めます。
アイゼンはまだ付けていません。
大曲の先でアイゼン装着!!
この先はどんどん登りが厳しくなります!!
激登り!!
日が高くなり、ズボズボの踏み抜き地獄・・・
何度「あ“---!!」と叫んだことか・・・
ここまでの間に、何度かクラックをまたぐところがありますのでご注意下さい。
天気のいい日は照り返しが厳しいので、日焼け止め+サングラスはお忘れなく!!
グリーンバンド?で小休止。
槍が見えたぞーーー!!
山荘下の1㎞くらいの区間は、雪と岩のミックス+急傾斜で非常に歩きにくかった!!
岩の周りは高確率で踏み抜きます。
PM4:10、猛烈な踏み抜き地獄を踏破し、やっとの思いで槍ヶ岳山荘に到着!!
雪の状況は日ごと変化しますので、最新情報を入手するように心がけましょう。
各山小屋のブログや個人のログチェックは必須です!!
さてさて、山荘で受付を済ませ、頑張って担ぎ上げた我が家を設置します♪
当日のテント泊は我々のみ。
小屋泊も10名いなかったと思います。
指定はないので好きなところにどうぞ♪とのことだったので・・・
憧れのB区画頂きました♪
槍を拝める一等地!!
同じくA区画も抜群のロケーションですが、当日はまだ雪が残っていました。
PM5:00、我が家が整い、一休みしたら槍のてっぺんに向かいます!!
槍の穂先へは約30分。
ガスっていたので高度感はそれほどありませんでした。
急な岩登りになりますが、頑丈な鎖などが設置されているので、高い所が苦手な私でもそれほど不安はありませんでした。
そしてそして・・・
PM5:30、槍のてっぺん頂きました~♪
登っている途中はガスガスでしたが、トップに立つと視界が開けました♪
狭い山頂ですが、時間も時間なので当然貸し切り♪
いっぱい写真とったし、お腹空いたし我が家に帰ります♪
山頂直下のはしごは上り下りと分かれています。
いい具合にガスがでてくれたので高度感薄れました♪
ちなみに、登り下りともアイゼンなどは不要です。
下りで若干雪を踏みましたが、気になるほどではありませんでした。
日の入りを迎え、気温がグッと下がりましたが寒さには強いので気にならず。
我が家の装備&ウェアリングは以下になります。
ご参考までに
≪ウェア≫
上:Tシャツ・薄手のフリース・薄手のダウンJKT・ニット帽
下:ロングパンツ・薄手のダウンパンツ。象足は使いませんでした。
≪我が家≫
テント:ニーモ/タニ2P
シュラフ:イスカ/エア500SL
マット:エバニュー/FPマット100、ニーモ/ゾア20S
寒さを感じることなく快眠できました。
おはようございます!!
我が家の窓を開けるとご覧のビュー♪
4時頃に目が覚め、テント周辺をぶらぶら。
風がなく、非常に穏やかな朝でした♪
日の出はAM4:30頃、この日は午後から天気が急変する予報。
雪の締まっているうちに雪渓をクリアしたかったので、軽く食事をとったら撤収作業にはいります!!
AM6:00、下山開始!!
山荘直下は夏道を使用し、急坂になるところでアイゼンを装着しました。
あれだけ苦しめられた雪渓。
急斜面の下りは若干ひやひやしましたが、アイゼンが良く効きました!!
が、太陽が元気すぎて7時を過ぎると若干ずるずる・・・
アイゼンは大曲付近まで、冬靴は槍沢ロッヂで履き替えました。
ちなみに、尻セードをするには勇気のいる傾斜になりますので好奇心でやらないように・・・
また、トレース上で行うのもご法度です。
槍沢ロッヂで靴を履き替え、槍沢を下ります。
ここまで来ればあとは平坦な散歩道♪
徳澤園まで戻ると平日とは思えぬ賑わい!!
散策で来られた観光客も大勢いました。
徳澤園のソフトクリームはmust buyです!!
脚にはたっぷりの疲労感、背中には余計な重量感(同行者分)
PM1:00、事故やケガもなく無事河童橋に戻りました。
上高地では”五千尺キッチン”の山賊定食がお決まり。もちろん復刻版でご飯は大盛りです(笑)
下山後の温泉は、沢渡駐車場からすぐの”梓湖畔の湯”、こちらも上高地へ来た時のお決まりとなっております。ゆで卵があれば食すべし!!
気になる方は調べてみて下さい♪
さて、濃密な一泊二日登山を体験させてもらった”槍ヶ岳”
グリーンシーズンであれば、初日に槍まで上がることはそれほど難しくはありませんが、今回は残雪期という不安定な状況での山行になりますので、あくまで参考程度に。
雪の状況は日ごと変わりますので、今の時期に行くのであれば二泊三日くらいの行程が無難かと思います。
上高地スタートの場合、前泊を除けばスタートは最速で5時過ぎになりますので、時間と体力とよく相談して計画を立てましょう。
新穂高起点であればスタート時間を任意に調整できるので、前日の移動に余裕があるのであればこちらも選択肢の一つとしてありではないでしょうか?
皆様もフィールドへ出かけてみませんか?