2018年5月17日アウトドア
JD Burford マイナーズランプ再入荷です!
マイナーズ・セーフティー・ランプは、英国ウエールズで伝統的な製法によりハンドメイドされています。
1815年にハンフリー・ディヴィー氏がセーフティーランプを発明するまで、炭鉱労働者は蝋燭の明かりで採鉱や運搬をしていました。
炭鉱に引火性のガスはつき物です。ガスに蝋燭の炎が引火して爆発を起す事故によって、多くの鉱山労働者が死傷していました。英国では1814年だけで死者が160人に達していました。
当初のセーフティーランプは上部が白い金網、底部分がガラスに囲まれた構造でした。上部の金網から燃焼に必要な空気を供給していましたが、引火性のガスも空気と共に燃焼室に供給されます。取り込まれたガスは燃料のパラフィンと共に燃焼しますが、その炎は金網を通り越して外のガスに引火することはありません。ただし当初のモデルは金網が熱くなりすぎたり、強い風が吹くと炎が外部にむき出しになったりと、危険な所もあったためカバーが付くなどの改良が施されていきました。
またマイナーズランプは、引火性のガスを検出することにも役立ちました。燃焼室にガスを吸い込むと、ランプに灯った炎が大きくなります。またガスが濃いほど炎は青みを増す性質があります。
このランプは石炭採掘の為の地底労働をより安全にしましたが、逆にそれまで行けなかったガスが充満した危険な場所にまで行かせようとする指揮官がいたことから、炭鉱労働者の中には発明者を恨む声もあったようです。
シルバーモデル、MとL
燃焼室とウィック
Lサイズのエンブレム
Mサイズのエンブレム
トッププレートと釣り下げようのフック
中央の穴から息を吹き込んで消火します