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つきみのてん つきみ野店

ショップニュース

2020年5月30日フィッシング

フライタイイングのススメ

ディアスパイダー

 

夏の山岳渓流で絶大な威力を発揮します。

とびっきりの存在感があるのにローインパクト。イワナにフライをいち早く見つけさせ、それでいて警戒心の強いスレたイワナにもあっさり口を使わせます。

見かけとは裏腹に空気抵抗が少ないのでキャストも楽ちんです。

 

フックは TMC 212TR #13

まずはポストを立てる位置の少し後ろまで下巻きをします。

夏のフライは視認性重視。

ポストのエアロドライウィングを半分に折って真ん中をフックに留めます。

エアロドライウィングを束ねて立ち上げます。

これでエアロドライウィング4本分になるので視認性は抜群です。

次にボディを作ります。

エアロドライウィングを4本のまま使って真ん中をスレッドで縛ります。

しっかり縛ったらコームで束をほぐして広げます。

結んだスレッドを持ったままもう片方の指でエアロドライウィングをしごきながら引っ張ってボディーの形を整えたらシャンクに固定します。

余分な部分をカットしたらスレッドでしっかり固定。

ボディーがフックに絡まないように2~3回スレッドをボディーの下側に回しておきます。(これ大事)

ピーコックハールをボディーを留めた部分に巻き留めます。

レッグになるディアヘアーを取り付けます。

マルチグルーをスレッドに塗り、ディアヘアーを10本くらいくっつけます。先端はキチンと揃えない方が雰囲気のある仕上がりになるので、スタッキングはしなくて大丈夫です。

スレッドを折り返してディアヘアーの根元を挟み込んだらスレッドをねじって固定していきます。

さらにねじるとこんな感じに。

これをハックルを巻く時と同じ要領で巻いていきます。

巻き終わったら形を整えて完成です。

ディアヘアーを巻いた根元のところにたっぷりのヘッドセメントで補強をしておくと型崩れしにくくなります。

真上から見るとこんな感じ。

ハックルを使ったスパイダーパラシュートのシルエットと違い輪郭が曖昧になり、それでいてインパクトがあるのでスレた魚にも効果抜群です。

掛かった魚の口からフックを外すときはフォーセップは使わず指でフックをつまんで外しましょう。

フォーセップのエッジがディアヘアーに引っかかると切れてしまいます。レッグは3~4本付いていれば問題なく釣れますが見た目が悪くなる(いちばん上の写真)ので・・・(笑)。

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