2024年5月6日その他・お知らせ
赤川中流域サクラマス【5年間の検証】店長角掛
みなさんこんにちは♪
上州屋鶴岡店店長の角掛です。
毎年、赤川中流域サクラマスに拘りをもって釣行を繰り返し,
2024年5月4日ついに中流域のかっこいいサクラマスに出会う事が出来ました♪
※今年も3月1日解禁より49回目の赤川中流域アタック!
庄内の誰よりも「赤川中流域」に通い続けた自信がある(笑
苦節5年・・・
目標は2つのアドバンテージに挑戦!
●「遡上後の食性が無いサクラマス狙い!」
※どのようなロッドワークで掛けるか?
●「捕食しない魚をどのようにして掛けて獲るか!」
〇「速い流れで取り込むか?」
※水温・水量・付場把握・水色・気温・・・
これが私の目標設定。(2020年目当て♪)
本来は海釣りが大好きな私ですが、幼少期の育ちは田舎・・・
2020年赤川中流域の王者サクラマスにチャレンジしようと考え、トライしたが、殆ど情報なし・釣り方・攻め方・ルアーセレクト、さらには食性の無さ・捕食行動しない魚をどのような仮想を立てて釣行するか?獲りに行くか?が本当に長い道のりだったと感じています。
特に赤川は遡上にばらつきがあり希少。さらには景観や川底の起伏や流れが中流は複雑で難しい・・・。
神経質なサクラマスは一度のポイントへのキャストミスで反応しなくなる。スレてしまう。(感覚)
それから2020年春より釣行をはじめ、毎年の釣行で毎日「メモ」を欠かさず、改善と工夫を繰り返すと徐々にアメマスやイワナ、時にはサクラマスが突然ヒットするようになった。悔しいが、時には掛けて「急瀬」に飲み込まれ・・・。また「深場」の水流耐え切れずにブレイク、更には岩盤にラインが当たりラインブレイク!掛けてからも非常に難しいポイントにサクラマスが付いている事が徐々にわかってきた。
それからも反省、検証、改善を5年間毎続けた・・・
魚釣りも、仕事も、スポーツ同様に「改善・検証」が重要であった事に間違いはない。
5年間で本当に悔しい思いを何度も味わった。思い出すと涙がでる・・・
そして、決して無駄な事ばかりではなく、日々釣行を繰り返すと毎年、毎回「釣りについて深く広く考えるクセ」が付くほどにまでなった。
また、45歳以上になってまで、キャスティングの精度、飛距離が年々と向上していった。(笑)
嬉)48歳になった今もキャスティング精度、飛距離だけは一定の自信がある。
(※他の釣りで役立つことが多かった。)
ポイントとして赤川中流域は川幅が広かったり、狭かったり、ザラ瀬、急流、岩盤、サンドバーと非常にフィールドバリエーションが沢山あり、ピンポイントキャストで難しい事にも気づきはじめた。
【5年間の経過】思い出すと眠れない!
2020年3月より中流域のサクラマスにtry!
2020年55回釣行・DEEPエリアでラインブレイク×2
2021年46回釣行・荒瀬でPEラインブレイク×1
2022年31回釣行・急瀬でフックアウト×2
2023年44回釣行・荒瀬でランディングエラー×1
毎日、朝4~5時に起床し8時10分までの仕事前。また、休日は12時間キャストする事もあった。
そして、5年目の今年♪
2024年49回目釣行でcatch♪
5月4日・荒瀬で58.5cm2.8㎏
スミス・チェリーブラッド90MD
三川橋上流部の「荒瀬」にてサクラマスに出会う事が出来ました。
【ここで5年前の目当てを検証】
渓流魚はいつもであればリリースしますが、赤川中流域での初物は自宅に帰り美味しくいただく為にcatchさせて頂きました。
自宅に帰り、5年前に立てた「仮説」の「検証」をスタート♪
●皆さんにお伝えしたいと思い写真を貼付いたします。
赤川中流域遡上のサクラマスは「食性が無い」「捕食行動をしない!」5年前の検証をするべく、ゆっくりと包丁を入れ「胃袋」を確認すると・・・
※河口で釣れるサクラマスは胃袋が膨らむ。(捕食している証)
【中流・遡上サクラマスはどうか?】
●胃袋は細く退化?
●胃袋は何も入っていない。
●胃袋から腸までの最後尾が退化。
●胃袋の表面は細くチューブの様に硬い。
この4つの検証を確認できました。
※食性が無い。※捕食行動をしない。
この2つは信実であったような検証ができた。
様々な文献を確認すると河口域に入り始める頃は「食性・捕食行動」は残っており、リーリングやドリフトでの追尾でヒットすることは文献に載っている。
しかし、中流域まで遡上すると「食性無く、捕食行動」(※胃袋退化?)も減少するがゆえに、ロッドワークでリアクションバイトが中心にかかる事が明確となったような気がする。
この結果を踏まえて「赤川中流域サクラマス」を今後の釣行に生かす為に下記の結果にたどり着いた気がする。
【赤川中流域に限って言える事は?】(私見です。)
●リアクションバイトで狙う。(多彩なロッドワークが重要)
●付場は固定されており、ほとんど毎年同じポイントで定位する。
●ルアーキャストの際はピンポイントで正確に流し込む事が重要。
●ルアーカラーと水色のバランスが重要である事。
●ルアーセレクトは「相間色」でローテーションさせる。
●水量、水温のチェックは怠らず正確に記録する(蓄積)
●ダウン・アップのキャスト時には水流先の最終レーンを見極める。
もちろん、上記以外でも様々な個体があるのは間違いありませんが、5年間の赤川中流域でのデータ蓄積では、ルアーの種類、自然状況を分析すると多くの答えが返ってきた気がする。
今後もより多くのアングラーが「赤川中流域」の素晴らしい景観でサクラマスに出会える喜びを増やすお手伝いができるよう、楽しみながら「赤川中流域の大自然」へ釣行したいと考えています。
人生80年、一度大きな遠回りをしましたが、今回の綺麗な魚体のサクラマスに出会えたことで、5年間の努力が全て報われたような気がする。
最後に・・・
本当に庄内の魚は美しく、大自然も素晴らしい!
庄内に感謝しかない・・・。
そして・・・
さらに感謝しなければいけないのは・・・
年間200日以上釣りに行く私を理解してくれる
愛妻であることは間違いがない。