2017年1月30日アウトドア
北横岳で雪遊びしてきました♪
雪山入門として人気の八ヶ岳は北横岳に行って来ました♪
正式名称は【横岳】ですが、八ヶ岳連峰には同名の横岳が存在するため、北に位置するこの山は【北横岳】として地図やガイドには記載されています。
1/28、深夜に北八ヶ岳ロープウェイの駐車場に到着し車中泊。
広大な無料駐車場が完備されています♪
この時期の車中泊には低温に耐えられるシュラフなどが必要になります。
私はドイターのオービット-5℃を使用しました。
また、窓からの冷気を遮る装備も必要です。
周辺の道路状況ですが、中央道諏訪南インターからメルヘン街道、ビーナスラインを通りましたが、路肩に雪はあるものの凍結はありませんでした。
路肩の雪が融け道路に染み出ると凍結しますので、冬タイヤ、チェーンはご準備下さい。
北横岳へは北八ヶ岳ロープウェイを利用し、山頂駅から登山を開始するのが定番ですが、当日は山麓駅から歩いていきました♪
AM8:00、山麓駅前の登山口をスタート!!
冬靴の慣らしとアイゼン歩行の練習のため、スタートから装着して歩きました。
一応、ピッケルも持っていきましたが、この日はザックの飾りに・・・
好天の予報だったので、日焼け止めをたっぷり塗りました!!(←お忘れなく!!)
快晴!!
南アルプスくっきり!!
左から鳳凰三山、北岳、甲斐駒、仙丈!!
雪と戯れる(笑)
この後レインをパックリやらかしました・・・
登山道にはしっかりとトレースがあります♪
一本道なので迷いはないと思います。
登山道を進むとゲレンデを横切ります。
ゲレンデが営業している際は十分注意しましょう!!
また、くれぐれもゲレンデを登ったりしないように!!
ゲレンデに沿って直登!!
雪が乾いているのでキックでも行けそうですが、アイゼンを効かせてガシガシ登っていきます♪
ん~♪いい天気!!
中央アルプスがよく見えます!!
左から宝剣、木曽駒、ぽっかり浮いているプリンは御嶽!!
木からツララ♪
朝日がまぶし~♪
AM9:40、ロープウェイの山頂駅に到着!!
もっとかかるかな?と思っていましたが、意外とすんなり歩けました。
スキーヤー、ボーダーに混じり登山客も大勢いました!!
やはりロープウェイ利用が一般的のようです。
先行、後続者はいませんでした。
この山頂駅で登山届けを提出できますので、この先へ行かれる方は必ず提出しましょう!!
坪庭から望む中央アルプス
山頂駅から坪庭を抜けて北横岳へ向かいます!!
スノーシューのあとがかなりありましたが、雪が少ないので散策路から外れての歩行はなさいませんようお願いします。
ここから先はつづら折りの登山道!!
坪庭だけならスノーブーツなどでも十分歩けますが、この先へ行くにはしっかりとした装備が必要です。
再度装備を見直しましょう!!
傾斜はそれほどありません。
スノーシューを履いている方が大勢いました。
スノーシューは山麓駅でレンタルできます♪
北横岳ヒュッテに到着♪
小屋の前後に休憩スペースがあります。
空は真っ青!!八ヶ岳ブルー!!
ここまで来れば山頂はすぐそこ!!
北横岳ヒュッテから山頂までは10分ほど。
山頂直下で渋滞。
譲り合い、声を掛け合いながら歩きましょう♪
AM11:00、北横岳南峰に到着♪
山麓駅から歩いても3時間ほどとさっくりでした♪
山頂では風が強く吹いていましたよ~
この北横岳は南峰と北峰からなる双耳峰(そうじほう)になります。
お隣の北峰へは5分ほどなので是非行ってみて下さい♪
北峰到着♪
展望抜群です!!
粉砂糖をまぶしたようなこんもりお山は蓼科山♪
蓼科山の左肩は北アルプスの大天井、水晶、野口五郎、燕あたりかな?
もっと左には穂高連峰や槍ヶ岳も見えていました♪
右肩に見えるのは北アルプス北部の山々!!
うっすら見えているのが蓮華、剱?その隣の真っ白い山塊は爺、鹿島槍、五竜、唐松、白馬鑓ヶ岳、白馬、小蓮華かな?
山頂は強風で寒すぎたので、写真を撮ったらそそくさと退散。
北横岳ヒュッテで30分ほど休憩をし、下山開始!!。
その途中の一コマ!!
八ヶ岳の核心部!!
左から硫黄岳、横岳(横岳に重なって天狗岳!!)、写真中央が赤岳、すとんと落ちて中岳、ぐんと上がって阿弥陀岳!!
歩いたな~とにやにや(笑)
その先が権現岳、編笠岳!!
かっこよすぎる!!
歩いてもよかったのですが・・・
お腹が空いていたので帰りはさっくりロープウェイ(笑)
1時発のロープウェイに乗り、下山完了しました。
厳冬期の北横岳は、雪山登山入門の山としてよく取り上げられます。
登山者が多く、ルートも明確なためうなずけるのですが、しっかりとした雪山の準備をした上での「入門」ですので、くれぐれも安易な考えで行かないようにご注意下さい。
次はどこに遊びに行こうかな?
参考までに当日の主要装備をご紹介。
・ニット帽(中厚以上、インナーもあるとおすすめです。)
・ネックウォーマー(丈の長い物、目出し帽もおすすめです。)
・サングラス、ゴーグル(合わせて日焼け止めクリームも塗りましょう。)
・グローブ(インナー+ミドラー。グローブも重ね着が基本です。アウター用に厚手も用意しました。)
・アウター(ゴアテックス上下レイン。パンツは終日、ジャケットは山頂駅から着用。)
・ミドラー(中厚のフリース。防風素材のシェルも用意しました。)
・インナー(化繊のロングスリーブシャツ)
・ベースインナー(化繊のロングスリーブシャツ)
・シューズ(ザンバラン:ドリューGT)
・アイゼン(クライミングテクノロジー:ヌプツェEVO)
・スパッツ(終日着用。ロングスパッツがあると尚良し。)
・ソックス(ウール製の厚手)
・飲み物(休憩用:お湯900ml、行動用:スポーツドリンク750ml、それぞれ保温ボトルに入れました。)
・食料(お菓子山盛り。水分のあるものは基本「凍る」とお考え下さい。)
・ピッケル(ザックの飾りに。・・・ではなく、この日は雪が柔らかく使いませんでした。)
・ストック(スノーバスケット装着。ストック+ピッケルの二刀流が主流です。)
ご参考までに。