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かすかべてん 春日部店

ショップニュース

2017年9月17日その他・お知らせ

シマノ新製品へら竿【特作 天道】試釣参加させて頂きました!

伊藤さとしインストラクターも絶賛!

釣り場で映えます【特作 天道】

へら鮒釣りファンの皆様へ

今回は、この秋話題の新製品へら竿【特作 天道】の試釣会に参加させて頂く事が出来ましたので、その様子をお届けさせて頂きたいと思います。

実釣日…平成29年9月13日(火)

釣り場…椎の木湖 天気…朝から雨。終了1時間前から晴れ。

釣り座…5号桟橋

使用竿…8尺、9尺、12尺(特作 天道)

まずは、12尺のチョーチン両ダンゴから。

12尺はチョーチン両ダンゴで実釣。

釣り場で、【芽出し逆段塗り】は目を引きます!

12尺は、4継ぎの仕様で、自重は120g。目方だけで見ると、今のカーボン竿の指標からすると『重たい』という言葉が先にでてしまうかもしれません。しかし、長い竿でこの自重なら『重たくてつかいにくい』という事になってしまいますが、短、中尺ではこの程度の自重はあまり苦になりません。

なぜなら、竿全体に適度な張り感があるので、先重りになりにくいからです。逆に、この竿の自重を活かして、仕掛けの振込みが出来るので、竿操作時に余計な力が加わらず、へら竿本来の操作性が向上します。竿の重さを振り子のようにうまく利用する事で、少ないアクション(テイクバック)でもフワッと仕掛けが飛んでいきます。

そして、その仕掛けが飛んでいくスピード(速度)がゆっくりなので、柔らかいダンゴエサが落ちにくかったり、着水時にエサが『パシャっ』と入らず、『フワッ、スッっ』と着水するのでエサが砕けにくくなり、上層のヨタベラに攻撃される事が少なくなります。これは、冬場の抜きセット釣りなんかでも、ソフトにエサを送り込めるので、非常に有効的かと思います。

穂先の先径は1.3ミリ。これもスペックだけ聞くと『太っ!』でなります。合わせた際の水切れが悪いんじゃないか?と心配になります。しかしご安心を。釣り場で使用させて頂く前は正直私も水切れが悪そうな竿だなと思いましたが、全く問題ありませんでした。元竿&元上がしっかりしているので、合わせの瞬間に穂先のカブりが気になりません。

万が一、穂先の水切れ感(カブり)が気になるという方がいらっしゃいましたら、いつもの角度より5cm程上げてみてください。それだけで驚くほどシャープな動きになると思います。

 

実際に椎の木湖のへら鮒を掛けて感じた事は、とにかく『トルクフル』です。チョーチン釣りで、深いタナからゆっくりとへら鮒の引きを感じながら釣りあげる事が出来ます。その動きが非常にスムーズで、左右に暴れられる事もなく、常にへら鮒の動きを支配しているような感覚です。この【特作 天道】は腕や手首の力を使わず、竿任せにして、竿の角度だけを支えている感覚でお使い頂くと、非常に気持ちの良い釣りが楽しめると思います。

続いて9尺。

9尺は浅ダナの両ダンゴで試釣させていただきました。自重は98g。この尺数(長さ)なら竿の重さはさほど気にならず、むしろ軽過ぎなく丁度良い質感です。【特作 天道】がトルクフルな事は12尺を使用させて頂き理解出来たので、浅ダナの釣りではどうか?試してみました。

振込みに関しては、やはり竿の重さを利用する事で非常にスムーズになり、的確に狙った位置への落としこみが出来ます。軽く、シャープな動きをする【皆空】や【閃光XX】などとは竿の動き方が異なります。素早いエサ打ちスピードを求めるなら前記した竿に軍配があがると思います。

しかし【特作 天道】は1投1投を丁寧にエサ打ちをしたくなる調子です。一呼吸置いて、『フワッ』と丁寧な送り込みが可能です。焦らず、じっくりと自分の『間』でへら鮒との対話がこれから始まる。そんな気分にさせてくれる調子です。

合わせの瞬間は、決して強いアワセは要りません。むしろ竿の良さを損なってしまう為、極力ソフトに合わせを行ったほうが良いです。ソフトな合わせに竿がしっかりと応えてくれて、掛かった瞬間に暴れようとするへら鮒を『フワッ』と浮かせてくれます。この辺は『硬式胴調子』ならではの胴の強さがあり安心です。

 

最後は8尺。チョーチン両ダンゴの釣りをしてみました。

 

個人的に8尺はお気に入りです。

あえて短ハリス(上12cm、下20cm)のセッティングで行いました。短ハリスの場合、消し込みアタリが出やすいので、そこで強烈に走ったへら鮒に対してどこまでかわせるか?竿のパワーと懐の深さの見せどころです。

『ズバッ!』と豪快にPCムクのトップが視界から消えました(汗)アワセた瞬間、穂先はもちろん元竿の中間位まで水中に引きずり込まれます。左手を桟橋の枕木の添え、自分が落ちないように片手で竿を溜めます。

大きなカーブを描きながら、へら鮒の強烈な引きを受け止めます。硬式胴調子の本領発揮です。シマノへら竿硬さランク10はダテじゃないです。しかしながらパキパキした反発力の塊のような硬さではなく、ジワリとゆっくり遅れてトルクが出てくるような感じの竿の力の出方です。

心地よい硬さというか、優しい硬さというような表現が合っている感じがしました。チョーチンで楽しみながら、ラクに釣りたい!というお客様には、8尺はオススメです。

 

是非店頭にて、【特作 天道】の調子と出来映えを皆様ご覧頂きたいと思います。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

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