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とうようちょうてん 東陽町店

ショップニュース

2019年3月23日その他・お知らせ

いまさら聞けない! エリア・トラウトのライン選び

みなさんこんにちは!スタッフ井上です。

最近、管理釣り場のトラウトを極めようと思い立つにあたり、タックルを総取っ換え!とりあえずラインは以前から使っていた某社PEにしたところ、「アタリがあっても掛からない?」「バラシ増えてね?」「むむむむ…。糸、換えてみるか??」…

そんな訳で、ライン選択に迷う釣行が続いております。そこで当店のトーナメンター、スタッフ里見やラインメーカーの営業さんやらを巻き込んで、私の私見を交えながら、今回から数回に分けて『いまさら聞けないラインの選び方・エリアトラウト編』を投稿致します!

これから管釣りトラウトを始める方にも参考にしていただければと思いますので、宜しくお願いします!

基本編 ラインの種類と特徴

主だったラインは4種類。まずは、これから始める方に各ラインの簡単な特徴をご説明!

ナイロン

トラウトのルアーフィッシングでは基本中の基本ラインです。この4種類の中では最も伸び率が高く、その分感度は落ちるとはいえ、その適度な伸びがあることで魚が掛かった後もバラシにくく、素材的にも柔らかくリールへの馴染みがよい事で、キャスト時のトラブルが少ないラインです。まずはナイロンの3lb.(0.50.6)を基準として、難しい釣り場で1.5g以下のスプーンメインでしたら2.5lb.、としまえんの練馬サーモンみたいなのを釣るなら4lb.~と考えて頂ければいいと思います。初めての方はまずはナイロンからやってみましょう!

フロロカーボン

バスフィッシングでは定番のライン。伸び率が低く感度がよい、魚の歯などによるスレに強い、比重が重いといった特徴があります。素材的にはナイロンに比べ硬い為、あまり太い号数はキャスト時のトラブルが多発するのでおすすめできません。1g以下のマイクロスプーンとの相性もまずまずで、ラインの硬さ重さで多少飛距離は落ちるものの、横風にあおられにくいメリットもあります。

PE

PEとはポリエチレンの繊維の束を4本や8本で編んだラインです。直線強度はナイロンの約3倍、伸びも圧倒的に少なく感度がかなりよい、一見いい事ずくめな夢と魔法のラインみたいですが、その分デメリットもあります。比重が軽く柔らかくコシが無いので風にあおられやすい、竿先に絡みやすい、引っ張り強度は強くても摩擦に弱くリーダー(先糸)を結ぶ必要がある…などなど、管理釣り場では、ある一定の条件やルアー、釣り人の熟練度にメリットが左右されると言えるのかも知れませんね。伸びが少ないダイレクトな使用感は、ダートやボトムなどの操作系に愛用者が多いようです。

 

エステル

ここ数年、認知度が上がってきている第4のライン。エステルとはポリエステルの事で、衣類にも多く使われている化学繊維ですね。投げ釣りやカワハギ釣りで使われるホンテロンと言うハリスもこの糸です。伸びはPEとフロロの間に位置する高感度。比重はナイロンより少し重い特徴があります。この比重が、軽いスプーンを一定層で引きやすくしてくれます。ただし、摩擦に弱く、伸びが少ないと言う事は瞬間的なショックに弱い反面もあります。これはショックリーダーで改善できますが、多少リールに馴染みにくい硬さがありますので、キャスト後は余計な糸フケが出ないように注意しましょう。アンダー1gを多用する中級者向けのラインですが、ナイロンの使用感がわかって来たらこちらもお試しになってみては?

 

以上、基本編でした。次回は実際の伸び率の話など、一歩踏み込んだ内容を掲載予定です!

 

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