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まつもといんたーてん 松本インター店

ショップニュース

2025年6月14日その他・お知らせ

店長日誌 キジハタよりマゴチ釣りたい!

前回の釣行にて隣で釣りをしていた川中島店の沼ちゃんがマゴチを釣り上げたり、ラインにて送られてきた上越サーフでのフラットフィッシュ釣果などに刺激を受け、仕事中にいてもたってもいられなくなって急遽一人でマゴチを狙いに行ってみました。

今回は休みの関係からキビナゴ氏もいない。ということは、わざわざカサゴが混じるような根のあるポイントを選ばなくてもいいという事、それならば前回入った崖下ポイントから歩いて砂地の割合が高くなる河口方面を目指す作戦。

マゴチを持って帰りたいので珍しくクーラーを持参したが、これが最大のネックでした。

所々で釣りをしながら河口を目指したが氷を入れたクーラーは想像以上に重く、目的地に着くはるか前に疲れてグーグルマップで現在地を調べると、まだ河口まで3倍の距離がある・・・そこまで行って戻ってくる距離を考えるとそれは体力的に無理。今回はここで妥協をしよう。

大型狙いのワームに合わせるフックは5/0で

ここに着いたのが1時半くらい、この時期の相棒であるイモリッパー95の遠投力をいかして底の状況を探ると、最初の着底ポイントこそ何かしら大きな根(障害物?)を感じるも、そのあとは基本的に砂地のようでした。

ただいくら投げて投げても一向にアタらない、妥協した結果がこれです。なんとも中途半端な場所設定で、しまいにはクーラーに座ってシロギス釣りのようなありさまで、アタリがまったくないと心が折れます。

奇跡的にカサゴが1匹だけ釣れくれましたが、ポイントによっては適度にアタリを出してくれて、釣りを飽きさせないカサゴの偉大さを再認識させられました。

集中を取り戻す貴重なカサゴでした

時間だけが過ぎ去って3時半くらいにはうっすらと明るくなります。ダメもとで沖の根を重点的にリフト&フォールで狙っていると、フォール中に糸が引っ張られます。このアタリの出方はキジハタのパターン。

連荘で釣りに出かけて感覚を覚えていたので突如のアタリにも冷静に対処をし、竿を下げて糸を送り込んでから10秒ほど待ってから再度糸ふけを取り生命感を感じてから鬼あわせでしっかりとフッキングに成功。重みを感じながら上がってきたのは35センチのキジハタ。

本命のマゴチではありませんでしたが、時合いがきたようで4時半の日の出が過ぎた頃までに合計3匹のキジハタをゲット!あきらめずに朝まで釣りを続けて良かったです。

諦めかけていたところで釣れた35㎝!

高活性タイムの32cm

最後は30㎝未満でゴールデンタイムは終了

回遊するキジハタのアタリも完全になくなったところで本命のマゴチ釣りを再開して、日も完全に登って明るくなったところでブレード系ジグへリグを変更。

ブレードの反射光による集魚効果もありワームよりスピーディーに広範囲を狙える日中でのお気に入りの釣り方ですが、意外と水深に変化がないことで巻いている途中で海底を擦ってしまい凄く釣りづらい。

ブレードジグやミニメタルジグなども試してみますが、アタリもなく根掛かりの嵐で断念。

日が昇ってからでもマゴチは狙えます

仕方がなく再度根掛かり回避能力の高いイモリッパー95に変更して釣りを再開。朝のベストタイムになんとも遅い釣り方になりますが、ストレスがあっては集中力も続きません。

釣り方はシロギス狙いのようにズル引きをして、ワンアクションを入れてからステイの繰り返し。

ずいぶんと日も登ってしまったことで、もうダメかなと思いながらも短い距離でのランガンを開始すると、アクションを入れた直後に糸が引っ張れるアタリがあり、キジハタかなと思いながらも糸を送り込んでからしっかりと合わせを入れると、なんか結構重い。

良型のキジハタか!でもなんだか首を振っている⁉もしやこれは本来に狙っていた本命の魚ではないだろうか‼

そして波打ち際で見えた魚体は紛れもなく本命のマゴチ。くねくね体を捻らして最後の抵抗を見せております。ランディングネットを車に置き忘れたため、竿を折らないよう慎重に砂利浜に打ち上げて無事にキャッチに成功!

何年振りだろうかこの魚に出会えたのは、少なくとも昨年は釣っていない。更に狙って取れた魚なので嬉しさも倍増です。

ついに仕留めたマゴチ君

サイズも50cmとまあまあなサイズ

嬉しくていろんな角度から写真撮影

さらに釣りを続けて同じパターンで2匹目ものせるが、今度はフッキングが甘かったようで波打ち際でさようなら~でした。見えていただけにネットさえ忘れなければ取れていたかもと後悔。

その後はまったくアタリもなくなり、暑さに負けて終了となりましたが、今回のターゲットであるマゴチは、夜や朝マズメなど釣りやすい時間帯だけでなく、日中でもルアーで狙える魚種があるのだよと証明してくれました。

糸魚川周辺ではカタクチの接岸などあまりなく青物の釣果は乏しいですが、もともと根が点在して海藻も茂ることから小魚も多くて豊かな海域です。

この時期にはアジの他にキジハタやカサゴなどのロックフィッシュ、そして今回狙ったマゴチにヒラメのフラットフィッシュ。そしてタイミング次第で真鯛や黒鯛などルアーで狙えるターゲットには困りません。

この5月・6月のベストシーズンをみなさまも楽しんでください。

日中はだいぶ暑くなってまもなく夏シーズン

クーラーを持ち込んでまで持ち帰った貴重な魚たちは、魚をうまく捌けない私に代わって、スタッフの料理名人・久保田氏に差し上げて見事な料理に仕上げて貰いました。


スーパーでは中々見かけない高級魚を気軽に食べられるのは釣り人の特権ですね!

流石に当店の料理人 とても美味しそうです!

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