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つるがみねてん 鶴ヶ峰店

ショップニュース

2017年3月15日その他・お知らせ

「釣りフェッショナル」トラウトの流儀

 

 

冬の寒さにまだしがみつく

早春の3月・・・・

 

 

日本が誇る美しいフィッシングフィールドの

解禁を向かえる。

 

 

 

 

渓流

 

水、音、匂い、

日々の喧騒を

すべて流し消す雄大なフィールドだ。

 

 

その美しい水、美しい渓流には

美しい魚が棲んでいる・・・。

 

 

 

渓流魚

トラウト

 

 

アングラーは皆その美しさの虜になる。

 

 

 

そんなトラウトを追う男がここにも一人・・・。

 

 

 

 

 

ネイティブトラウトに魅せられ

日本各地の渓流でトラウトを釣り上げる凄腕アングラー。

 

 

 

 

 

「川の流れの音しか聞こえない癒しのフィールドで釣れる美しい魚

そのすべてが最高の釣りですね」

 

 

そんな渡辺が憧れる魚がいる

 

 

 

 

 

モンスターブラウン。

 

獰猛なファイトで人気のブラウントラウト。

 

 

このブラウントラウトの大型魚種を

アングラー達はモンスターブラウンと呼ぶのだ。

 

「今まで色々なネイティブトラウトを釣ってきましたが、ブラウントラウトはまだ釣れてません」

 

「もともと生息河川が少ない魚なので情報も入りにくい・・・。だからこそ憧れますよね」

 

 

渡辺は徹底的に情報を集めた。

トラウトの中でも特に希少なブラウントラウトが生息するフィールドが日本にはある。

 

そしてひとつの答えが導き出された。

 

 

 

 

長野県

犀川

 

毎年モンスターブラウンのキャッチ報告が寄せられ

日本全国のトラウトアングラーから注目を集める川である。

 

そのキャッチ報告のほとんどは地元アングラー。

 

しかし渡辺が住む横浜から片道240キロ、時間にして3時間30分程かかる。

 

通いこむのは不可能に近い距離だ。

 

 

だが渡辺の決意は固かった。

「モンスターブラウンを釣ると決めた時から覚悟していました」

 

「どんなに遠い川だって通ってやるって。日本でネイティブブラウントラウト、それもモンスターブラウンが釣れることを証明したいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月14日

渡辺の長野遠征がスタートした。

 

 

 

 

 

 

 

渡辺がトラウトフィッシングに魅了されたきっかけは

 

数年前の北海道遠征。

 

北海道に住む友人の誘いで初めてトラウトをルアーで狙ったのだ。

 

「それまでエリアフィッシングの経験はありましたが、天然渓流は初めての経験でした」

 

 

 

そこで釣り上げたのが

 

 

 

まさにワイルド

ネイティブレインボートラウトだった。

 

 

「とにかく驚きました。野生化したレインボートラウトがこんなに力強いファイトをするとは」

 

「そして渓流ならではの雰囲気。すぐにハマりました(笑)」

 

この北海道遠征がその後の渡辺の釣りの方向性を決めたといえる。

 

 

 

2016年7月12日

長野県 犀川 2回目の釣行。

 

 「前回、初めての釣行だったのでまず犀川を知るため、時間が許す限りポイントを周ってみました」

 

「時折小型ばかりでしたがトラウトのチェイスがあり色々ヒントは得られた感じです」

 

「自分の場合はとにかく時間との勝負って感じですね」

 

使用ルアーはミノー、そしてスピナーを状況次第で使い分ける。

 

 「ミノーでテンポよく探り、反応があった場合はスピナーで喰わせる作戦です」

 

 

開始3時間

 

 

 

遂にファーストヒット。

 

小型ながらもブラウントラウトをキャッチした。

 

「やっとでましたね。サイズはともかく初ブラウントラウトなので興奮しました!」

 

「そしてブラウンがいる場所がわかってきたのも大きいですね」

 

 

 

 

だが、渡辺は長いトンネルに入ることになる・・・。

 

 

 

その後も長野遠征を繰り返すものの

結果が出ない・・・・。

 

時折小型のレインボートラウトがヒットするが、

ブラウントラウトは姿を見せなかった。

 

 

 

地元である横浜で可能な限り情報を集め、

犀川のポイントを一から探り直す。

 

「正直焦りはあります。気軽に行ける距離ではないので一回一回の釣行が勝負なんです」

 

「釣行までにイメージを高め現場で集中力を発揮することだけを考えてます」

 

 

 

 

しかし、釣行のたびに変化する川の状態。

 

雄大な自然はアングラーを戸惑わせ、いとも簡単に翻弄する。

 

 

 

 

それでも渡辺は動じない。

 

あるひとつの流儀で貫かれているからだ。

 

 

 

 

自ら川に入り

流れ、水色、水温、  

川すべてを感じ取るのだ。

 

 

「自分が魚になるんです。魚になって感じる。今日はどこが安全で居心地がいいのか?どこならエサを捕まえやすいのか?」

 

「とくに大型化したブラウンは警戒心が強く、とても賢いはず。だからかなり深く感じなければならないはずです」

 

 

 

 

8月11日

3回目の長野遠征。

 

過去の釣行から反応の良いポイントを絞り集中的に責めることにした。

 

「徐々にポイントが絞られてきた感じです。一雨で地形まで変化するので苦労してましたが魚がつく流れがわかってきました」

 

 

その言葉通りヒットに持ち込む。

 

 

 

強烈な引きをかわしキャッチしたのは

良型のレインボートラウト。

 

ベイトを大量に食べていたのか丸々太ったレインボーだった。

 

「イメージ通りのヒットでした!答えまであと一歩でしょうか」

 

 

 

 

 

9月7日

渡辺は迷っていた。

 

スケジュールを考えると今年最後の犀川釣行になるが

前日に大型台風が通過したことで状況を把握できずにいた。

 

長野まで行っても、増水して釣りができるような状況でなければ終わり。

むしろその可能性が高いのだ。

 

「でも、不思議と行ってみようと思ったんです。200キロ走ってダメでも。行かなかった時の後悔の方が大きいかなって」

 

「ハイ、他のスタッフにビックリされました。えっ、これから長野に行くのって(笑)そのくらい大きな台風でしたから・・・」

 

 

 

 

この日、

 

渡辺の想いが実を結ぶことになる。

 

 

 

長野に到着した渡辺が見たのは

いつもの犀川。

台風の影響は感じられない。

 

 

「少し増水していた程度でした」

 

 

そして心の奥で今までに無い感情が湧き上がった。

 

「今日はいけるんじゃないか?確証は全く無かったのですが不思議な予感がありました」

 

 

今までの釣行で反応が多かったポイントへ迷わず向かう。

 

そして過去何度もキャストしたシンキングミノーを今日も投げる。

 

 

 

 

勝負は数投でついた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

62cm

 

渡辺が追い求めたブラウントラウト。

 

その顔、その風格、

まさしくモンスターブラウンだ。

 

 

 

釣行回数全6回

総走行距離約2700キロ。

渡辺の執念が実った瞬間だった。

 

 

 

 

 

「狩猟本能を駆り立てられる最高のターゲットだと思います」

 

 

「日本のネイティブリバーでもこんなエキサイティングなトラウトゲームができるということを伝えていきたいですね」

 

 

 

 

 

 

2017年3月13日

渡辺は長野県犀川にいた。

 

2017年シーズン幕開けと共にさらなる

モンスターブラウンを求めて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

バスアングラー白井祐太郎

陸っぱりバスフィッシングの楽しさと魅力に迫る!

 

 

 

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